
クリーン診療(定期受診の方・感冒症状のない方)
午前9:00~12:00
午後15:00~17:00
一般診療時間(感冒症状のある方)
午後17:00~18:00
※ 密を避けるため時間指定させていただきますので必ずお電話ください。
※最終受付は診察時間の15分前までです。だたし初診の方は30分前までにお越しください。
消化器内科
■上部内視鏡(胃カメラ)
当院では、より少ない負担で内視鏡検査を受けていただけるように、鼻からも口からも挿入できる極細内視鏡を採用しました。一般の内視鏡は、管の外径が約9mmですが、極細内視鏡の先端部の外径は5.8mmという細さです。患者様の状態にあわせて鼻からも、口からも苦痛の少ないスムーズな挿入ができます。
■逆流性食道炎
胃酸などが胃から食道に逆流して、食道に炎症が発生する病気です。
胃の中には胃酸がありますが、食道に逆流してしまうと食道の粘膜は胃の粘膜と違って、胃酸によってただれてしまいます。症状の進行により潰瘍ができてしまいます。
胸焼けや胸の痛み、酸っぱいものがゲップとともに上がってくる感じがあります。
また喉の違和感や咳の原因になることもあります。
胃カメラにて容易に診断可能です。また胃酸を抑える薬が良く効きます。
食道と胃のつなぎ目がゆるい方(食道裂孔ヘルニアといいます)は胃酸が逆流しやすく、食後2時間は横にならないように指導します。
■ピロリ菌
ピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ)とは人の胃に感染・生息する細菌です。
ピロリ菌に感染すると、ほぼ100%慢性胃炎になり、胃潰瘍や十二指腸潰瘍を発症しやすくなり、さらに胃癌のリスクと言われています。
ピロリ菌に感染している方は、感染していない方に比べると約20倍も胃癌になりやすいと考えられています。
治療はピロリ菌の除菌です。1週間(朝・夕内服)薬を飲んで除菌します。
除菌の成功率は現在90%と言われています。(除菌が失敗した方は2次除菌を行います。)
除菌後8週間経過したところで検便の検査をして除菌が成功したかどうかを確認します。
除菌成功後、胃癌になるリスクは、7倍程度になります。
それでも未感染の方と比べるとハイリスクのため、定期的な検査をお勧めします。
■下部内視鏡(大腸カメラ)
当院では極細の下部内視鏡も採用しており、さらに通常のカメラより柔らかいため、痩せ型の女性や、おなかの手術後の癒着のある方でも楽にカメラが受けられるようになりました。鎮痛剤や鎮静剤を使用し、出来る限り痛みの少ない検査を目指します。また安全に切除可能なポリープは日帰りで切除を行います。
従来の検査では検査終了後も腸管内の空気が抜けきれず腹部膨満感や不快感が持続することが度々ありました。当院では観察の際に空気ではなく二酸化炭素を送気する事により、検査終了後の苦痛を大幅に軽減する事が可能です。
■便秘
便秘には大きく分けて「機能性便秘」と「器質性便秘」の二つがあります。
「機能性便秘」はいわゆる一般的な便秘で、腸管の機能低下によって起きるもので、食生活や生活習慣、ストレス、自律神経の乱れなど様々な原因で起こります。
結果的に腸内細菌のバランスが乱れ便秘を引き起こすことになります。
一方、「器質性便秘」は大腸癌などの腫瘍によって便が出にくくなり便秘を引き起こします。またお腹の手術歴のある方は、術後の癒着により便秘になることがあります。
治療は、まず何が原因で(機能性なのか器質性なのかがポイントです。)便秘になっているのかを問診や診察で検討します。大腸癌などの重大な病気が原因になっていないか大腸カメラで検査することも大切です。重大な病気がない場合には、患者様ごとの原因・症状にあった薬を処方して経過をみて行きます。
■潰瘍性大腸炎
大腸の粘膜に炎症が起きて、びらん・潰瘍ができる病気です。
原因は不明(ストレスなどの関与も関係があるとされているが良くわかっていません。)で慢性疾患です。下腹部痛や発熱、下痢、血便が主な症状です。
いったん症状が良くなっても、また再発することも多く完治は難しい病気です。
診断には大腸カメラを施行します。特徴的な内視鏡所見があり、さらに組織検査で確定診断を行います。
潰瘍性大腸炎の患者様は、通常は軽症が多く(軽症例は内服加療で軽快します。)外来通院でコントロール良好なことが大半ですが、中には悪化し入院が必要なこともあります。
■内視鏡の洗浄と感染予防
当院では、内視鏡専用の洗浄機を設備しています。
検査毎に器具の消毒を徹底しておりますので感染症のための血液検査を事前に行なう必要はありません。患者様に安心と安全をお約束致します。